TOEICの試験監督は楽で高自給!?その真相を徹底調査!

人気な試験監督のバイトの中でも、特に人気が高いのがTOEIC(トーイック)の試験監督です。私たちに特に身近な試験ということもあり、応募が多く非常に人気な試験監督バイトになっています。
試験監督は「楽して稼げる!」という声をネット上でも聞きますが、本当に楽して稼げるのでしょうか?
TOEIC試験の業務内容
TOEIC(トーイック)の試験監督の業務は大きく三つにわけられます。
TOEIC試験監督の業務内容
1,試験会場の設営・片付け2,受験者の会場へ誘導
3,教室監督
TOEIC試験監督は、外部案内と内部監督に業務が分かれています。
・内部案内---教室内を巡回して不正行為をチェックする業務。
一般的に、試験監督と聞いてイメージするのが内部監督ですね。
内部監督の業務は
内部監督の業務
・出欠の確認,注意事項のアナウンス・受験票と本人の確認
・問題・解答用紙の配布
・リスニング音源の再生
・解答用紙の回収
・不正の監視
と多岐にわたります。
教室一つに対して、基本的に2人の試験官で担当します。メインとサブで役割が分かれ、試験のアナウンスや、教室全体の責任管理はメインの監督が担当。問題用紙配布など、比較的責任の薄い業務を補助監督員が担当するような役回りはサブの担当になります。
TOEICは全国一斉試験のため、開始の時間が厳密に決まっています。遅刻してきた受験生への対応や、受験票の顔写真チェックなど、秒単位で時間を管理する必要があり大変のようですね。
以下は体験者さんからいただいた一日の業務スケジュールの一例です。1日の拘束時間は7~8時間程度のようですね。
1日の流れ
9時:会場集合、会場設営に関する説明9時半頃~:会場設営、リスニングの音声テスト、時計合わせ、昼食
11時半:受検者の入場
12時:受付開始
13時前:試験開始。不正のチェックやリスニングCDを流す。
15時:試験終了、会場の片づけ
16時~17時ごろ:解散
いくらもらえるの?
時給1,000円前後の求人が多いです。実働7~8時間程度なので、日給7~8000円を手取りで受け取ることができます。
業務の前日に1~2時間ほどの事前研修がありますが、研修中も時給が発生するところもあるようです。
派遣会社にもよりますが、交通費は一部出してくれるところが多いです。(500~1000円程度)
応募資格は?身だしなみなど要注意!
TOEIC(トーイック)の試験の応募資格ですが、高卒以上であれば原則大丈夫のようです。過去の募集の掲載を見てみましょう。
応募資格 | ・高校卒業以上(大学生可) |
試験当日の服装等について | ・スーツ着用 ・音の響かない、色の目立たない靴着用 ・過度の染髪、男性長髪・ひげ、ネイルアート、すべて不可 ・アラームを切った腕時計を持参 |
勤務時間 | 9:15~17:00(休憩45分) |
身だしなみについての規定が多いですが、実際そこまで厳しくしている会社は多くないようです。
髪色などはこの程度までなら許容される場合が多いです。
試験監督の髪色・髪型はどこまで許されるか調べてみた。
試験監督として働いている方の層は幅広く、学生や主婦だけでなく、平日はサラリーマンの方が副業として働いていることもあります。
身だしなみの規定や業務内容からか、真面目な人が多いようです。
応募後の流れ
求人サイトから応募をした後は、事前に行われる研修に出席しなければいけません。
研修は1~2時間程度で、配布されるマニュアルに沿って進んでいきます。割とぎっしりとしたマニュアルのため、その分厚さにひるむ人もいるようですが、リスニングCDの再生や監視の仕方など、特に難しい内容はないです。
研修の日程は試験の3-5日前に行われることが多く、試験日だけでなく、事前研修の日も予定を空けておく必要があります。
実はきつい?体験談まとめてみた
「試験監督バイトは楽」というイメージがついていますが、TOEICの試験監督についてもネガティブな意見がチラホラ見られます。
体験談1
試験監督は他の試験や模試で何回かしたことがりましたが、TOEICが一番大変でした。リスニングの音源や機材の確認操作、受験票のチェック、咳き込みやトイレ、騒音などどのトラブルへの配慮など、これらすべてが求められるのはTOEICの試験監督だけなのではないでしょうか。また、他の試験にくらべてマナーが悪い受験生も多く、リスニング中に音を立てる生徒や、試験開始ギリギリに教室に来る生徒がいました。それに伴う試験時間の遅延やクレームにも配慮しなければいけないため、精神的にもつらかったです。
立教大学3年YNさん
ネガティブな体験談に多かったのが、他の試験監督の業務とくらべて覚えること・やることが多いということです。他の試験に比べて、遅刻やマナーの悪い受験生が多いという情報もあります。
TOEICでは受験者層の年齢が20代が全体の53%と、若年層が多いため、こういったトラブルが多いのかもしれませんね。
一方でそれ以上に明るい意見も多くあります。
体験談2
学生時代に何度かTOEICの試験監督をしていました。慣れれば比較的楽なアルバイトだと思います。ただ、TOEICの試験監督は時間の管理がとても大変です。事前にマニュアルを読んで。試験の流れを把握しておく必要があります。私の場合、初回の時に受験票の確認に時間がかかってしまい、時間ぎりぎりになってしまいました。また、毎回変更が生じるので、アルバイトの回数を重ねていても、そのたびに覚えないといけないことが多いのも事実です。しかし、物事を逆算して考える癖がつき、時間管理がうまくなったように思います。
このあたりをこなせれば、楽なバイトと言えると思いますよ。また、頑張っている方々を見て「私も頑張ろう!」と思えるようになり、資格試験に対するモチベーションが上がる機会になりました。
24歳 会社員
やはり最初は覚えることが多いようですが「慣れれば楽」という意見が多かったです。一緒に働く方の熟練度によっても感じる忙しさが変わってきそうですね。
試験の雰囲気をつかんだり、勉強のモチベーションを上げる機会としていい経験になった、という意見を多くいただきました。
メリット、デメリット こんな人におすすめかも
メリット
・TOEIC試験の雰囲気を監督者の目線から知ることができる・慣れれば体力的に楽な仕事
・回数が多いから毎月働けるチャンスがある
・勉強のモチベーションを刺激する機会になる(かもしれない)
デメリット
・事前研修やマニュアルなど覚えることが多い・遅刻者や欠席者、クレームの対処が他試験に比べ多い傾向にある
こんな人にオススメ!
・英語が好き・TOEICを受ける機会がある・長期的に働きたい人
TOEICの試験監督は楽と言われていますが、最初は覚えることが多く、大変に感じる方もいるかもしれません。
しかし肉体的に重荷になる業務ではないので、慣れれば楽な仕事と言えるでしょう。
事前研修など、当日の実働時間以外にも時間を割く必要があり、一度だけ働く方には割に合わない仕事かもしれません。長期的に働く気がある方には時給も良いためオススメです!
初心者の方にとって業務内容は決して楽とは言えませんが、自分の成長にもつながる良い経験になるのではないでしょうか?
TOEIC試験監督のバイトは人気ですぐに埋まってしまうため、求人を見つけたらすぐに応募しましょう!